40代・フリーランスでフランス移住を決断した理由とその後の自身の変化について

40代・フリーランスでフランス移住を決断した理由とその後の自身の変化について

「フランスに移住したい」と思っても、実際に踏み切るのは簡単じゃないよね?特に40代フリーランスともなると、「本当にやっていけるのか?」と不安になるのが普通。猫太郎も最初は同じだった。でも、あるきっかけで移住を決意し、その後の人生が大きく変わった。 なぜフランスを選んだのか?移住してどんな変化があったのか? 1年住んで感じたリアルな心境を語るよ!

40代・フリーランスでフランス移住を決めた理由

「いつか海外に住みたい」が現実になった瞬間

猫太郎は昔から「いつか海外で暮らしてみたい」と漠然と思っていた。でも、日本での生活が何だかずっと忙しくて、そんな夢はどこか遠いものに感じるようになっていたんだ。そんなとき、ある出来事がきっかけで「今行かなかったら、一生行けないかもしれない」と強く思うようになった。

きっかけ①:自由な働き方をしているのに、場所に縛られていることに気づいた
フリーランスとして仕事をしていた猫太郎は、どこでも働ける環境をすでに持っていた。でも、気づけば日本での「安定」に縛られていた。

きっかけ②:「このままでいいのか?」という焦り
40代になり、「この先10年後、20年後も同じ生活をしているのか?」と考えたときに、「やらずに後悔するより、やってみよう」と思えた。

フリーランスだからこそできる挑戦

「会社を辞める」「転職する」となると、移住はハードルが高い。でも、猫太郎の場合はすでにフリーランスとして仕事をしていたから、仕事を変えずに場所だけを変えることができた。

  • 仕事のスタイルがオンライン中心だった
  • 日本のクライアントとの関係を維持できる見込みがあった
  • 収入のベースがあったので、完全にゼロからのスタートではなかった

もちろん、「日本の仕事を続けながらフランスでやっていけるのか?」という不安はあったけど、「最悪ダメなら日本に戻ればいい」と考えることで、一歩を踏み出せた。

なぜフランス?他の国ではなくフランスを選んだ理由

海外移住といっても、選択肢はいろいろあった。でも、猫太郎がフランスを選んだ理由は、大きく3つ。

フリーランスビザの取得が可能だった

フランスには、「職業活動ビザ(Passeport Talent – Profession libérale)」というビザがあり、フリーランスでも移住しやすかった。他のヨーロッパの国と比べても、手続きは大変だったけど、「完全に不可能ではない」と思えた。

文化やライフスタイルに魅力を感じていた

猫太郎は昔からフランス映画やフランスのアートが好きだった。実際に住んでみると、「生活を楽しむ」という考え方が根付いていて、日本の働き詰めの生活とは大きく違っていた。

フランス語を学ぶことが新しい挑戦になった

正直、猫太郎は英語だって苦手だし、それよりも難しいフランス語なんて全然ダメだった。ましてペラペラだったわけじゃないよ。でも、「言葉の壁を超えて、新しい環境に飛び込むこと」自体が、刺激になると思った。

フランス移住の決断に至るまでの葛藤と不安

40代での移住は遅すぎる?周囲の反応と自分の迷い

移住を決意するまでの間、猫太郎の頭にはいろんな考えが浮かんでいた。特に、「40代で海外移住なんて、遅すぎるんじゃないか?」という不安は大きかった。

周囲の反応:「今さらそんな冒険して大丈夫?」
家族や友人には、「40代で新しい国に行くのは大変じゃない?」「日本での安定を捨てて後悔しない?」と言われることが多かった。特にフリーランスという立場だと、「仕事は本当に続けられるの?」と心配された。

自分の迷い:「本当にやっていけるのか?」

  • フランス語ができないのに大丈夫?
  • 仕事が続かなかったらどうする?
  • フランスでの暮らしに馴染めるのか?

移住前は、不安が尽きなかったけど、「やらずに後悔するより、やってみて考えよう」と思い切ることにした。

仕事・生活費・ビザ…現実的な課題との向き合い方

不安を抱えながらも、移住を決断するには「現実的な準備」も必要だった。特に重要だったのが、仕事・生活費・ビザの3つ。

仕事の確保(日本のクライアントとの関係維持)

フリーランスとして日本のクライアントを維持できるかが最も重要なポイントだった。猫太郎は、

  • 主要なクライアントに「フランスに移住しても仕事を続けられる」ことを伝えた。
  • 日本との時差を考慮して、フレキシブルな働き方を提案した。

その結果、移住後も仕事を続けられる確信が持てた。

生活費のシミュレーション

フランスでの生活費がどれくらいかかるのかを徹底的にリサーチ。

  • 家賃:1000ユーロ前後(パリ中心部ではなく近郊を選択)
  • 食費:250〜400ユーロ(自炊メイン)
  • 交通費・保険・雑費を含めて、合計約2000ユーロ(約32万円)

「日本での収入とフランスでの支出のバランスを取れるか?」をしっかり考えた。

ビザの申請(フリーランス向けビザの準備)

フリーランスとして移住するには、「職業活動ビザ(Passeport Talent – Profession libérale)」を取得する必要があった。

  • 事業計画書(フランスでの活動内容)を作成
  • 収入証明を準備(安定した収入があることを証明)
  • 銀行残高や契約書の提出

手続きは大変だったけど、「ここを乗り越えれば、フリーランスとしてフランスで生きていける!」と思えた。

「やらずに後悔するより、やってみよう」と決意した瞬間

最終的に猫太郎が移住を決意したのは、「やらずに後悔するより、やってみて考えよう」 という思いが強くなったから。

決断の決め手

  • フリーランスだから、場所を変えても働ける。
  • 日本にいても「いつかは海外に住みたい」と思い続けていた。
  • 年齢を理由に挑戦しないのは、後々後悔するかもしれない。

「最悪、日本に戻ればいい」と考えることで、不安よりも「楽しみ」のほうが大きくなった。そして、ついにフランス移住を実行することにした!

3. 実際にフランスに住んでみて感じたこと

「思っていたのと違った!」と感じたこと

フランスに移住する前は、「ヨーロッパの洗練された街並みで、ゆったりとした生活ができるはず!」と思っていた。でも、実際に住んでみると、意外なギャップがいくつもあった。

① 物価が高い!特に外食と日用品

  • パリのカフェでコーヒー1杯が4〜5ユーロ(700円近く)。
  • シャンプーや洗剤などの日用品は日本の1.5倍くらいの価格。
  • スーパーの食材は安いものもあるが、外食すると1回20ユーロ以上が普通。

② 役所の手続きがとにかく遅い

  • 滞在許可証の更新をしたら、予定の3週間を超えて2ヶ月待ち。
  • 銀行口座を開くのに何度も書類を出し直し。
  • フランス人にとっては「これが普通」らしい…😅

③ 予想以上に「フランス語が必須」

  • 観光なら英語でどうにかなるけど、生活ではフランス語ができないと苦労する!
  • 役所、病院、郵便局などは英語が通じないことが多い。
  • スーパーのセルフレジのエラー対応すらフランス語が必要。

日本とフランスの違いで、生活の価値観が変わった

移住して1年が経ち、フランスと日本の違いを肌で感じることで、猫太郎自身の価値観も大きく変わった。

「働くために生きる」のではなく「生きるために働く」

  • フランスでは、仕事が生活の中心ではない。多くの人が「家族や趣味の時間を大切にする」価値観を持っている。
  • 「残業はしない」「バカンスはしっかり取る」という文化が根付いている。
  • 「もっと仕事以外の時間も楽しんでいいんだ」と思うようになった。

「効率よりも人とのつながりを大切にする」

  • 日本では「速さ」や「効率」が求められるけど、フランスでは「人としっかり話すこと」が重要視される。
  • カフェで1時間以上おしゃべりするのが普通。
  • スーパーのレジで前の人が店員と雑談していても、誰も急かさない。
  • 「時間をかけることが、無駄ではなく豊かさにつながる」と感じるようになった。

「完璧じゃなくても大丈夫!」という気持ちになれた

  • フランス人は「適当なところは適当」で、完璧を求めない。
  • 仕事でも「とりあえずやってみる」という精神が強く、日本の「完璧を求める文化」とは大きく違う。
  • 「100%の完成度じゃなくても、60%で進めてOK」という考え方ができるようになった。

1年経った今、自分がどう変わったのか

移住してから1年、猫太郎自身の考え方や行動も大きく変わった。

① 何事も「なんとかなる」と思えるようになった

  • フランスでは、予想通りにいかないことが多い。でも、「まあ、なんとかなるだろう」と思えるようになった。
  • 日本にいたときよりも、肩の力を抜いて生活できるようになった。

②「自分のペース」を大切にするようになった

  • 日本では「周りに合わせなきゃ」と思うことが多かったけど、フランスでは「自分のペースを大切にするのが普通」だと気づいた。
  • 仕事のスケジュールも、自分にとってベストな時間配分を考えるようになった。

③「新しいことに挑戦するのは遅くない」と実感

  • 40代で移住したけど、「何歳からでも新しい環境に適応できる」と実感。
  • フランス語の勉強や現地の人との交流など、新しい挑戦が楽しくなった。
  • 「やってみれば意外とできる」 という自信がついた。

4. フランス移住で得たもの&失ったもの

自由な働き方と新しい出会い

フランス移住を決断してから、得たものは数え切れないほどある。 特に大きかったのは、「自由な働き方」と「新しい出会い」だった。

時間に縛られない、本当の意味での自由

  • フランスでは「時間をかけること」が大切にされる文化。無駄に急がなくてもいい。
  • 自分の好きな時間に働き、好きな時間に休むライフスタイルが確立できた。

新しい人との出会いが刺激になった

  • フランスでは、カフェやコワーキングスペースでの出会いが多い。
  • 友達だけでなく、仕事のつながりも増え、日本では得られなかった視点を持つことができた。
  • 「こんな働き方もあるんだ!」と考え方の幅が広がった。

生活の安定 vs. 不安定さ…移住してわかったリアル

フランス移住で得たものは多いけど、同時に「失ったもの」もあった。それは、日本での「安定した生活」。

「安定」を手放すことで、新しい自由を得た

  • 日本では、固定された収入、安心できる制度、家族や友人との近さがあった。
  • でも、それと引き換えに「新しい挑戦のチャンス」や「自由な時間」を得ることができた。

不安定さと向き合う力がついた

  • フランスでは、社会制度の違いや、予想外のトラブル(銀行口座の手続きが進まない、役所の対応が遅いなど)に何度も直面。
  • でも、「なんとかなる」と思えるようになったことで、不安に対処する力が身についた。

「帰国したい?」今の気持ちを正直に語る

「フランスに住んでみて、帰国したくなった?」と聞かれることがある。正直に言うと…

「日本の便利さや食文化が恋しくなることはある」

  • フランスの食事も美味しいけど、日本のラーメンやコンビニのおにぎりが無性に恋しくなる。
  • 役所の手続きやサービスのスピードを考えると、「日本ならもっとスムーズにできるのに」と思うことも。

「でも、フランスでの暮らしの方が、自分には合っていると感じる」

  • のんびりしたペースで働ける。
  • 人との関係がフランクで、ストレスが少ない。
  • 何より、「自分で選んだ場所で生活している」ことが楽しい。

結論:今は帰国するつもりはない!
もちろん、社会情勢は今までに無い変化の時代だし、今後の状況によっては変わるかもしれないけど、少なくとも今は「フランスでの生活をもっと楽しみたい」と思っている。

まとめ:40代フリーランスが移住を考えるなら知っておくべきこと

移住を決める前に考えておくべきこと

40代で海外移住を決めるなら、「勢い」だけでは乗り切れない。だからこそ、事前に考えておくべきポイントを整理しておくことが大切。

1. 収入の確保が最優先!

  • フリーランスなら、日本のクライアントとの関係を維持するのがベスト。
  • フランスで新しく仕事を見つけるのは時間がかかる。
  • 最低でも半年〜1年分の生活費を貯めておくと安心。

2. 住むエリアを慎重に選ぶ

  • パリ中心部は便利だけど家賃が高い。
  • 近郊(モントルイユ、ヴァンヴなど)は家賃を抑えつつパリに近い。
  • 「どこで、どんな生活をしたいのか?」を具体的に考えることが重要。

3. フランス語の勉強は必須!

  • 生活に必要なフランス語ができるだけで、移住のハードルがグッと下がる。
  • 役所や病院などの手続きでは英語が通じないことも多い。
  • 完璧じゃなくてもいいから、日常会話レベルを目指すと楽になる!

「今すぐ行動すべき人」と「少し準備が必要な人」

フランス移住は、誰にでも向いているわけではない。でも、「今すぐ行動すべき人」と「少し準備が必要な人」の違いを理解しておけば、判断しやすくなる。

「今すぐ行動すべき人」

  • すでにオンラインで仕事ができる or 日本のクライアントを確保している。
  • 新しい環境に適応するのが得意で、変化を楽しめる。
  • 「完璧じゃなくてもなんとかなる!」と考えられるタイプ。

「少し準備が必要な人」

  • 収入が安定していない or フランスでの仕事の見通しが立っていない。
  • 言葉の壁に強いストレスを感じる。
  • 「日本の生活を捨てるのが不安で仕方ない」なら、まず短期滞在を試してみるのが◎!

もしもう一度選べるなら、猫太郎はフランスを選ぶ?

フランス移住から1年。もし「もう一度選べるとしたら?」と聞かれたら、猫太郎の答えは…「YES! でも、もう少し準備しておけばよかったと思うこともある。」

良かったこと

  • 自由な働き方ができるようになった。
  • 新しい価値観や人との出会いがあった。
  • 「何歳からでも新しい挑戦はできる!」と実感。

後悔したこと

  • フランス語の勉強をもっとしておけば、最初の苦労が減った。
  • 住むエリア選びをもう少し慎重にすればよかった。
  • 役所の手続きの遅さを甘く見ていた…😅

結論:「フランス移住は正解だった。でも、次に移住するとしたら、もう少し準備を整えてからにする!」

おわりに

40代フリーランスとしてフランスに移住して、最初は不安だらけだった。でも、結果として「新しい環境で自由に生きることの楽しさ」を知ることができた。

もしあなたがフランス移住を考えているなら、「やってみたい」という気持ちを大切にしてほしい。確かに、乗り越えなきゃいけない壁はある。でも、「やらずに後悔するより、やってみてから考える」 そんな姿勢があれば、きっとなんとかなる!

🐾 猫太郎の移住生活、まだまだ続く!