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    別府に魅せられ、はや3年目。

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    このたびPUNTO管理人に就任した古原より、ご挨拶です。

     (管理人/ 古原彩乃)

    2014年5月よりPUNTOの管理人を務めることになりました古原彩乃です。

    ちょうどPUNTOができた2012年の春、東京から別府に引っ越してきました。

    その頃は、元々の韓国料理屋さんから「PUNTO」になっていくさまを、おそらくいちばん近くで見守っていたと思います。

    PUNTOは、スペイン帰りで京都在住の建築家・仲野さんと、普段は電気屋さんをしている熊本在住の毛塚さんがほぼ2人でリノベーションしてできました。

    建具は別府の金物屋さんやふすま屋さんに眠っていたもの。

    カーテンやテーブルは、PUNTOを取り巻くすてきなクリエイターが全国から送ってくれたもの。

    場所の記憶を愛おしみながら、新しい空気が吹き込まれていく時間はとてもおもしろく、どきどきしながら見守っていました。

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    それから2年がすぎました。

    はじめは不思議スポットだったPUNTOも、たくさんの魅力的な店主さんに育てられ、少しずつ別府になじんでいきました。

    いえ、見慣れた頃にはお店の中身が変わるので、なじんできたというのは違うかも。

    いつも新しい空気を運んでくる場として認められてきた、という方が正しい表現でしょう。

    「次はどんなお店が入るんだろう?」そんな風に、まちの人から楽しみにされるようになったのです。

    PUNTOでお店を出していた大人気パン屋「hibino」さんが、その後別府に実店舗を出されたことは、とっても嬉しいニュースでした!

    パン屋

     

    そしてもちろん、月日は私にも流れました。

    2年間はアートNPO BEPPU PROJECTに務め、芸術祭「混浴温泉世界」の運営や小学校にアーティストを派遣する事業に携わりました。

    2014年の4月に退職し、独立しました。

    初めて東京を出て、1年くらいのつもりで住みはじめた別府も気づけばはや3年目。

    職場を退職しても東京に帰らず別府に住み続けるなんて、思いもよらないことでした。

    別府で様々なアーティストと仕事をしてきましたが、みな必ず口にするのが「また別府に帰ってきたい」という言葉。

    それだけ不思議な魔力をもった別府に、私も同じように魅せられ続けています。

    港町別府は昔から、「流れ者の多い町」とよく言われるのですが、本当に日々様々な人が行き来していて、気持ちが飽きません。

    アーティストが住むアパート「清島アパート」があったり、元シャッター商店街に魅力的なお店がどんどんできていったり、海外のアーティストがリサーチにきたり、オーガニックな野菜をつくる人がいたり、まちをもりあげようと奔走する人がいたり。

    小さなまちの中をいろいろな人が行き来するから、少し歩くと知り合いに会って、話しているとまた別の人がきて、まさに化学反応のようにアイディアの種が生まれてくる。

    クリエイターが当たり前にいる大都市とは違った形で、新しいものを作っていける。

    お隣のおじちゃん、行きつけの喫茶店のママ、温泉でいつも会うおばあちゃんが何か鍵をにぎっているかもしれない。

    自分の足こそがいいところへ連れて行ってくれるのだと思える感覚は、とても嬉しく、おもしろく、愛しいものです。

     

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    ↑PUNTO近くの商店街にあるスペースplatform01で行った野村誠さんによるワークショップの様子。主催:BEPPU PROJECT
    (別府のまちなかにはさまざまな役割をもったスペースplatformが点在しています。現在platform01はなくなりましたが、2〜7があります!)

     

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    ↑シャッター街から生まれ変わった北高架下商店街では毎週土曜日にフリーマーケットが開催されます。お洋服屋さんontennaの温さんと、毛糸作家池田ひとみさんが編み物をしているところ。

     

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    ↑こちらは別府のおばあちゃんがものづくりをする「platform06わくわくひろば」で売られていたかわいいわんちゃんたち。なんとヤクルトの容器でできています!

     

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    ↑95歳の松尾さんと一緒に誕生日を祝ってもらったとき。松尾さんは九州中の映画看板を描いていた看板絵師で、戦後すぐは戦地で演出家をしていたり、ポスターと切手のコレクターだったりのすごい人。会場は別府の人気スポット「ヒットパレードクラブ」

     

    3年目の別府でPUNTOの管理人を仰せつかり、これから先どんな方がPUNTOを育てていってくれるのか、とっても楽しみです。
    PUNTOがより刺激的でわくわくする場になるよう、関わってくださるすべての方との出会いを大切にして、一緒に作っていきたいなと思っています。
    どうぞよろしくお願いします。

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